X で何を投稿すればいい? 事業の投稿ネタが尽きない「5 つの引き出し」

この記事で分かること
- 投稿が思いつかない、本当の理由
- 事業の発信で使える「5 つの引き出し」
- 1 つの材料から、投稿を 3 本作る方法
- ネタ切れを防ぐ、週 15 分の習慣
「X のアカウントは作った。でも、何を書けばいいのか分からない」
「最初の数回は書けたけれど、すぐにネタが尽きた」
事業のために X をはじめた方から、よく聞く悩みです。
この記事では、本業のかたわらで X を続けたい個人事業主・小さな会社の方に向けて、投稿のネタの見つけ方をまとめます。特別な才能も、おもしろい出来事も要りません。材料は、ふだんの仕事の中に、もうあります。
プロフィールの整え方や毎週の作業など、X で集客する全体の流れは、「X 集客のやり方」にまとめています。
投稿が思いつかないのは「ネタが無い」からではありません
投稿が止まってしまう人の多くは、ネタが無いのではありません。毎回、ゼロから考えているのです。
スマホを開いて「今日は何を書こう」と考えはじめると、何を書いてもいいぶん、かえって何も決まりません。
先に決めておきたいのは、次の 2 つです。
だれに向けて書くか(例: はじめてホームページを作る、小さなお店の店主)
何の専門家として書くか(例: Web 制作者として、作る前に知っておくと得なことを伝える)
この 2 つが決まると、「この人が知りたいことは何だろう」という目で、毎日の仕事を見られるようになります。ネタは、探しに行くものではなく、仕事の中から拾うものに変わります。
事業の発信で使える「5 つの引き出し」
仕事の中から拾える材料は、大きく 5 つに分けられます。順番に見ていきます。投稿の見本は、どれも説明のために作った例です。
1. お客さんからよく聞かれる質問
いちばん使いやすい引き出しです。1 人が聞いてきたことは、聞かなかったほかの人も知りたがっています。
見積もりや相談のときに、毎回説明していること
「これって、どうすればいいですか?」と聞かれたこと
申し込みの前に、不安そうに確かめられたこと
見本(Web 制作の例)
「ホームページを作るのに、何を用意すればいいですか?」とよく聞かれます。最初に要るのは 3 つだけです。お店の写真、メニューと値段、お問い合わせ先。文章は、打ち合わせで話してもらえれば、こちらでまとめます。
2. 仕事の中の小さな工夫
自分にとっては当たり前でも、お客さんから見ると「そこまでやっているのか」と思うことがあります。
道具の選び方や、手入れのしかた
仕上がりを良くするための、ひと手間
段取りや準備で、気をつけていること
見本(花屋の例)
花束は、渡す時間を聞いてから作ります。夕方に渡すなら、つぼみを少し多めに。次の日に、いちばんきれいに開くようにするためです。
3. 専門知識を、やさしく言い換える
専門の言葉を、だれにでも分かる言葉に直す。それだけで、1 本の投稿になります。
お客さんが分からずに、聞き返した言葉
業界では当たり前でも、外では知られていないこと
見本(Web 制作の例)
「サーバー」は、ホームページを置いておく土地のようなものです。「ドメイン」は、その土地の住所。家(ホームページ)を建てるには、土地と住所の両方が要ります。
4. よくある失敗・勘違い
「やってしまいがちなこと」と「こうするといい」を、セットで書きます。読んだ人が、自分のこととして受け取りやすい形です。
はじめての人が、よくつまずく所
良かれと思ってやっているのに、遠回りになっていること
見本(英会話教室の例)
単語帳を 1 ページ目から覚えようとすると、たいてい最初の数ページで止まります。先に、自分がよく使う場面(自己紹介・注文・道をたずねる)の文を 10 個だけ覚えるほうが、続きます。
5. 仕事の裏側と、判断の理由
「何をしたか」より、「なぜ、そうしたか」を書きます。考え方が伝わると、はじめての人も頼みやすくなります。
断った仕事と、その理由
値段や進め方を、そう決めている理由
迷ったときに、何を優先したか
見本(デザイナーの例)
ロゴの案は、3 つまでしかお出ししません。たくさん並べると、選ぶ側が迷ってしまうからです。そのぶん、3 つそれぞれの狙いを、言葉で説明します。
1 つの材料から、投稿を 3 本作る
材料が 1 つあれば、切り口を変えて 3 本作れます。上の「ロゴの案は 3 つまで」を例にします。
結論から書く: 「ロゴの案は、3 つまでにしています。理由は、選ぶ側が迷わないためです」
失敗から書く: 「以前は、案をたくさん出していました。けれど、数が多いほど決まるまでに時間がかかりました」(本当にあったことだけを書きます)
手順で書く: 「ロゴを選ぶときは、この順番で見てください。小さくしても読めるか。白黒でも分かるか。3 年後も使えそうか」
同じ話を 3 回しているように感じるかもしれません。けれど、あなたの投稿をすべて読んでいる人は、多くありません。切り口を変えて伝えるのは、手抜きではなく、伝わるための工夫です。
ネタ切れを防ぐ、週 15 分の習慣
ネタ切れが起きるのは、書くときになってから探すからです。「探す」と「書く」を、別の時間に分けます。
平日は、すきまにメモする(1 回 1 分): お客さんに聞かれたこと、説明したことを、スマホのメモに一言だけ残します。文章にしなくてかまいません。
週末に、15 分でまとめる: メモを見返して、5 つの引き出しのどれに当てはまるかを考え、次の週の分を下書きします。
次の週は、出すだけ: 先に時間を決めて予約しておけば、平日は確認するだけで済みます。
「毎日書く」を目標にしなくて大丈夫です。週に 3 本でも、止めないことのほうが大切です。
書かないほうがいいこと
反応がほしくなると、つい大げさに書きたくなります。次の 4 つは、あとで信用を失うもとになるので、避けてください。
していない体験を、自分のことのように書く
根拠のない数字を書く(「9 割の人が」など)
お客さんのことを、許可なく書く(名前を伏せても、本人や周りの人には分かることがあります)
ほかの人の投稿を、そのまま写す
それでも時間が無い方へ
ここまでの方法は、スマホのメモがあれば、今日からできます。ただ、本業が忙しいと、「まとめる」「書く」「出す」「ふりかえる」を 1 人で回しつづけるのは、かんたんではありません。
Buzz On は、この部分を AI が手伝うサービスです。
最初に、事業についての質問に答えると、AI が市場を調べて、発信の方針を作ります
方針と、あなたが入れたメモ(「発信の材料」)をもとに、投稿の案が毎朝たまります
予約しておけば、自動で X に出ます
反応を読み取って、次に試すことを提案します
材料を出すのはあなた。形にして、続けるのは AI。そういう分担です。Buzz On の公式 X も、Buzz On で運用しています。
くわしくは、サービス概要をご覧ください。
まとめ
投稿が思いつかないのは、毎回ゼロから考えているから。先に「だれに・何の専門家として」を決める
材料は、仕事の中にある。「質問」「工夫」「言い換え」「失敗」「裏側」の 5 つの引き出しから拾う
1 つの材料は、切り口を変えて 3 本にできる
「探す」と「書く」を分ける。平日はメモだけ、週末に 15 分
まずは今日、お客さんに聞かれたことを 1 つ、メモしてみてください。それが、最初の 1 本になります。